扉を開ければアラビアンナイトの世界へ!アラビアンカフェ ジジ!

メゼとアラビアパン

都内でも珍しい、モロッコやトルコ、シリア等の地中海沿岸の料理──アラビア料理が楽しめるお店「アラビアンカフェ ジジ!」に行ってきました。
店名に「!」が入っているの可愛いですね。
と思ったら、「ジジ」はトルコ語で「可愛い」という意味らしいです。

アラビアンカフェジジ!店内
店内
机の上の調味料やランプ
ミニタジンの調味料入れが可愛い

開店と同時に入店した為、他のお客さんは居らず、店の奥の席から入口・厨房方面をパシャリ。
カラフルなガラスで作られたモロッコランプをはじめ、様々な調度品が、異国の空間を演出しています。
昼はバイキング形式でランチ営業されているらしく、その名残の炊飯器やスープ鍋などがお店中央に…(今度はお昼にも行きたい!)
クドクドしくなく程よい異国感と気さくで優しい店員さんのおかげで、堅苦しくなく落ち着いた空間です。

セルティアビール
セルティアビール
メゼ~3種のペースト~
メゼ~ペースト3種盛り~
アラビアパン
アラビアパン

今日の外国ビールが、チュニジアのセルティアビールで「とても飲みやすいですよ~」と教えていただいたのでそちらを注文。
メゼとアラビアパンと共にいただきます!

ビールは確かに飲みやすく、クセのないお味。
メゼには、茄子の入った煮物みたいなものと、ひよこ豆のフムス、ヨーグルトっぽい感じのペースト3種があり、どれも美味しく、もちもちアラビアパンともよく合います。(3種の名前が全然覚えられずスミマセン笑)
アラビアパンは、もっとサックリとしたピタパンみたいなイメージでいたのですが、想像以上にもっちりふわふわで、これは日本人にウケそう!と思ったら、やはり、このもちもちタイプの方が人気で出しているとのことでした。
現地では、もっと水分量の少ない硬めのパンがよく食べられているらしく、一日外に置いておいてもフニャフニャになったりしないのだとか…日本だと湿度が高過ぎてそうはいかないらしいです。
現地Verも食べてみたいなと思いつつ、パン好きとしては、このパンだけで満足しそうな美味しさでした。
食べる前の香りでもう美味しい!と分かるパンです(笑)

ブリュワット
ブリュワット
塩レモンのハーブチキン丼
塩レモンのハーブチキン丼

次に、店員さん曰く「これはもう完全にお酒が進むやつです」というチーズ揚げ春巻きみたいな料理「ブリュワット」をいただきました。
サクサク熱々パリッパリで、中のチーズクリームは、クリームコロッケを食べているような感じに近いです。
程よい塩気が、確かにこれはお酒が進む!

さらにディナータイムでは、「色々な料理を楽しみたいと思うので、それだけでおなか一杯にならないよう少量のご飯ものを小丼スタイルで出しているんですよ」とのことで、「来週からランチでも出そうと思っている新メニューを試してみませんか?」と紹介くださったのでそちらも注文してみました。
「塩レモンのハーブチキン丼」です。
本当に可愛らしいサイズの器(湯のみよりはちょっと大きめ…くらいの印象)に、サフランライスと塩レモンのハーブチキン煮が盛られており、どことなく優しいチキンカレーを思わせる、けれどインドやタイ料理などのスパイスがガンガン効いて刺激的…ということはない、もっと家庭的なホッとする味でした。
塩レモンもしょっぱ過ぎず、チキンもホロホロと柔らかく食べやすいので、これは人気が出そうです。
来週くらいからメニューに登場するらしいので、皆様もぜひ!

タジンビーフ
タジンビーフアップ

自家製ジンジャーレモンのお酒や、ちょっと珍しいザクロジュースをいただきながら、お待ちかね、タジンの登場です。
蓋を開けた瞬間、湯気と共に良~い香りが!
ふつふつと煮え立つ熱々の鍋の中には、ゴロゴロ大きめカットの野菜と、その下に牛ブロック肉。
メニューには他に、野菜のみと、チキン、ケフタ、ラムもありましたよ。
お好みで、机の上のミニタジン3つが繋がった可愛い容器に入った調味料をかけていただきます。
先ほどの小丼もそうですが、他のお料理も、このタジンも、全体的に味付けが優しくてホッとする美味しさです。
外国のスパイスがいっぱいの料理と思うと刺激的だったり風味が強すぎたり…という印象がありますが、アラビア料理(もしくはこのお店の料理)は、確実にスパイスは効いているのに素材の出汁も活きている感じで、柔らかな味わいなのが新鮮でした。

シュバキアとミントティー
シュバキアとミントティー
シュバキア
シュバキア アップ

最後に、食後のお茶と甘味を。
店で育てているミントを使ったミントティーと、モロッコでのみ食べられているという、ラマダンに欠かせない「シュバキア」です。
ミントティーはミントの味が強過ぎず、香りを楽しむ爽やかな一杯でした。
ちなみに注文すると、店の窓の外で育てているミントを摘んで、その摘み立てのミントでお茶をいれてくれますよ。
シュバキアは日本のかりんとうによく似ていて、蜂蜜シロップと胡麻がかかっている甘めの揚げ菓子でした。
思ったよりもサクサクホロホロで、八角かな(?)とシナモンの優しい風味も。
こちらも、現地ではもっと硬いものもあるらしいのですが、柔らかめの方が日本人には好まれそうとのことで、この仕上げなのだそう。
これからもっとスイーツを展開していきたいと思っているらしいので、今後のデザートにも注目です。

ラムステーキ
ラムステーキ
ラムケバブ
ラムケバブ
クスクス
ラムのクスクス

こちらは別の日にいただいた品々、ラム尽くし!
他にも気になるメニューや、新メニュー開発にも意欲的なお店なので、今後も通いたい楽しみなお店です。

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