熊本のお土産に「熊本和栗庵 謹製 栗好き」というお菓子をいただきました。
シックな黒の紙箱に金の栗のあしらい、中央にはしっかりと、けれどほんのり柔らかしい「栗好き」の名前が上品なパッケージです。
中は嬉しい個包装。
開けてみると、カップに入っていて崩れにくい仕様になっていました。
栗といえば秋ですが、いただいた季節に合わせて藤の花柄の懐紙にひとつ……よくある栗きんとんのような茶巾絞りの形ではなく、可愛らしいコロンとした丸いフォルムです。
切ってみるとこんな感じ。
熊本県産和栗に、砂糖と水飴を加えただけという、至極シンプルなこのお菓子。
ほろりと割れるような感触で、ぎゅっと栗が濃密に詰まっていながら、程よく軽い印象です。
そして一口。
こ、これは──もう、まさに、栗!
これ以上ないくらい、栗です!
「栗好き」の名にふさわしい、栗好きの為の栗を満喫する一品!
栗の風味がふわっと広がり、栗のお菓子というよりも、まさしく栗を食べているような…しかもとびっきり美味しい栗を食べているような感覚です。
口の中でほろりとほどける食感も、まるで本物の栗のようであり…けれど本物よりも口溶けよく食べやすくなっています。
栗好きなら、茹で栗や蒸し栗を、半分に切ってスプーンですくって食べたことがあると思いますが、もうまさにあんな感じの風味、食べ心地なんです。
しかもそんな素朴な食べ方の栗が、急に洗練されて何倍も上品に美味しくなった感じで、栗好きにはぜひとも味わっていただきたい!
熊本や企業の回し者でもなんでもありませんが(笑)、熊本土産をお探しの方、栗好きの方は、ぜひこちらの「栗好き」、オススメです!