ある日のこと、スーパーでいつものようにお買い物をして袋詰めして帰るところ、卵パックを落としてしまいました。
それはそれは華麗に落ちて、エコバッグ代わりにしていたビニル袋をパックの端で破らないよう、サッカー台にある透明の袋に入れられた状態、パックの中で、見事に綺麗にクシャリと割れたのでした。
テンションは急降下、この日一日ブルーデイになるところでしたが、辛うじて無事な卵や、割れたにも関わらず黄身と白身が混ざり合わずに済んでいる卵もございます。
なんと健気な卵たち…幸いパックの外にも、袋の外にも飛び出していないのです…これはまだかろうじて、料理に使われる道も残っているというもの。
そうしてこれらの卵たちは、先日たまたま手にしたシリコンの四角いシフォン型があったので、めでたくシフォンケーキに大変身することになりました。
というわけで、本日はシフォンケーキのレシピをご紹介です。
ただ、シフォンケーキといえばアルミの丸いシフォン型が安心、という固定観念が抜けきれず、シリコン型って本当に大丈夫?型にくっついてくれずに、ペショッってならない?そもそも四角ってどうなの?などなど、不安要素がいっぱいあった為、15cm四角シリコン型という未知の型だったのと、完璧に卵黄と卵白を分けられた訳じゃないので(何せパックごと落としてクシャリとやってしまったので、微妙に卵黄と卵白が混じってる部分もあったり…)、多め分量で作って、オーバーしそうな生地は、紙のマフィン型2個に分けて入れました。
レシピを参考にされる場合は、その辺りもご考慮の上、お願いします。
また、シフォンケーキってオイルを入れたレシピが多いのですが、ノンオイルでも問題なく焼けるので、良かったらノンオイルでギルティ―フリーなスイーツにしてみてはいかがでしょうか?笑
(今回初めての型だったので改善点もありますが、一般的なシフォン型でしたら、泡立てをしっかり出来ればノンオイルでもちゃんと膨らみますので安心してください。)
<材料 18cmシフォン型ベース>
今回は15cm四角型+Φ6.5cm×h5cmマフィン型2個分
- 卵黄…4個分
- 卵白…4個分
- 砂糖…70g
- 水(牛乳でも)…60ml
- 薄力粉…75g
- 大きめのボウル…2個
- 泡立て器
- ハンドミキサー(無いとシンドイ)
- ゴムベラ
- 粉ふるい
- スケール
- アルミのシフォン型などの場合、ケーキを型から外す為のナイフなど
- STEP 1
- STEP 2
- STEP 3
- STEP 4ボウルAに、ボウルBのメレンゲの3分の1弱を入れて、泡立て器でしっかり混ぜる。
せっかくのメレンゲが潰れる気がして不安になりますが、思い切って手早くサッと混ぜちゃいましょう。
- STEP 5
- STEP 6
- STEP 7
完成です!
シリコン型の利点は、型離れは確かに良かったです。
普通のシフォン型の場合、型にくっついている部分が、焼き色が結構しっかりついていてなんだかつやッとしています。
カットしてみましたが、すこ~しギュッと縮んでしまった部分もありますが、まずまずの仕上がりです。
ちゃんとふわっとしておりパサつきもありません。
シフォン特有の、生地を押したりフォークで切る時に、たっぷり含まれた空気の層がシュワッとなる音も聞こえますよ~(ちゃんと膨らんで美味しく焼けたシフォンは、シュワッと特徴的な音が鳴るのでぜひ聞いてみてください。どことなく水分を含んだようなしっとりしたシュワッが聞けますよ。ベーキングパウダーなどで膨らませた一般的なスポンジではあまり聞かない気がします。)
マフィン型で焼いた方も、ひっくり返して冷やしたりは出来ませんが、ちゃんとミニシフォンで可愛い仕上がりに。
こちらもちゃんとふわふわ優しいおやつに仕上がったので、シフォン生地のミニカップ焼き菓子も良いかもしれませんね。
生クリームを泡立てホイップを添えて食べると、より至福のひと時に。
皆さまも、急ぎ卵を消費したい時にはぜひ(笑)