日本のウイスキーの聖地、ニッカウヰスキー余市蒸溜所を見学してきた(後編)

前編から引き続き、ニッカウヰスキー北海道工場・余市蒸溜所の見学ツアー参加レポートをお送りします!

蒸溜所の見学コースを終えると、無料試飲会場のあるニッカ会館に案内されます。
建物内に入るとお馴染みのヒゲのおじさんマークと「2階 試飲会場」の案内が。

螺旋状の階段を登って2階へ行くと、ニッカの歴史と過去の製品を紹介するボードがありました。

無料試飲でお試しできるのは、シングルモルト余市、スーパーニッカ、アップルワインの3種類。

グラスに注がれ、それぞれの銘柄が記載された紙蓋をした状態でトレーに乗せて提供されます。
お水、炭酸水、氷は必要な分だけセルフサービスでもらえるスタイル。
せっかくなので、一口目はそのままで、二口目から氷を入れたり、炭酸水を入れたりして味の変化を楽しみながら飲んでみたり…

ちなみに、試飲会場で配られる説明書にはおすすめ飲み方も記載されているので迷った時の参考になります。

シングルモルト余市
おすすめの飲み方:トワイスアップ・ロック

※トワイスアップとは?
ウイスキーと常温の水を1:1の割合で混ぜ合わせて飲む方法
ウイスキーの香りを楽しむ際におすすめの飲み方です!
アルコール度数20~30%が本来の香りが一番引き立つとされています

アップルワイン
おすすめの飲み方:ロック・ハイボール

※アップルワインの1石2鳥
氷を入れてロックを作ろう→別のグラスに炭酸水を用意
→最初にロックで一口!そのグラスに炭酸水を入れるとハイボールに!

そしてこちらは試飲できませんが、余市蒸溜所限定のウイスキーも含めて、ニッカウヰスキーが販売している商品がバーカウンターの中に展示されていました。

2階から見える雄大な景色を眺めながら試飲を楽しんだ後は、お土産…の前に「ニッカミュージアム」に向かいます!

昨年秋にリニューアルオープンした「NIKKA MUSEUM(ニッカミュージアム)」には、ウイスキーの展示や有料試飲コーナーがあります。

中に入ると目の前にブレンダーズテーブルが!

このようなテーブルでブレンディングを決めるんですね〜
ずらりと並んだ原酒が壮観です。
そして、手元には「2022年 北工MW官能評価表」と書かれた紙が… こちらは実際に使用された物でしょうか。

そして、テーブルを囲うように、周囲の壁際にはここでしかお目にかかれないような原酒が瓶詰めされて展示されています。
試飲することはできませんが、一体どんな味がするのか…とっても気になります!

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ブレンダーズ・ラボのゾーンから先に進むと「ストーリー・オブ・ニッカウヰスキー」のゾーンに入ります。

こちらは竹鶴ピュアモルトのコーナー

使用されている原酒や、販売されている竹鶴シリーズが展示されていました。

シングルモルト余市のコーナー

余市の原酒、そして麦芽の乾燥に使うピートと樽材。

最近発売された(けど全然手に入らない)アロマティックイーストや、もう一つのシングルモルトである宮城峡も展示されていました。

フロム・ザ・バレルとブラックニッカのコーナーもありました。

さらに奥に進むと、有料試飲ができる「テイスティングバー」があります。

今回はこのような試飲メニューで提供されていました。

真ん中にはポットスチルがドーンと鎮座。

バーカウンターの中の壁には、試飲できるもの、試飲できないもの含めて様々なお酒が整然と並べられていました。

有料試飲できるのはお一人様3杯まで。今回は、シングルカスク余市10年、シングルモルト宮城峡 アロマティックイースト、竹鶴ピュアモルト17年をチョイスしました。

シングルカスク余市10年は、紙コップを少し曲げて注ぎ口のようにして、水を1滴ずつ加水しながら味の変化を楽しんでほしいとのこと。
味の感想はそれぞれだ思うのでここでは書きませんが、ここでしか飲めないシングルカスク余市10年、そしてなかなか飲めない竹鶴17年に加えて、気になっていたアロマティックイーストも味わえたので大満足でした!

ニッカミュージアムから出て、無料試飲会場のあったニッカ会館の方に戻ります。

ニッカ会館に入らずに真っ直ぐ進むと、目の前にディスティラリーショップ「ノースランド」があります。
お土産や余市蒸溜所でしか買えないウイスキーなどなど…を取り扱っているお店です。

蒸溜所限定ウイスキーは、500mlのボトルの場合は1種類1本まで、180mlのボトルの場合は1種類2本までの購入制限が。
今回は電車で来ていることもあり、500mlのボトルを何本も持って移動するのはつらいのでシングルモルト余市の限定3種類180mlを1本ずつ、アップルブランデー弘前12年を1本、ピュアモルト ブラックを1本、自分用のお土産として買ってみました!
自宅で試してみて一番気に入ったウイスキーを次回行った時に500mlで買おうと思います。

以前のツアーでは見学できた場所が現在は入れないなど少しずつ変わっているようですが、リニューアルしたニッカミュージアム、レストラン、蒸溜所限定のお酒などなど…見て飲んでお土産も買えるので、お酒がお好きな方は楽しめると思いますよ〜

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