高濃度ウォッカでレモン酒をつくってみた

コロナ禍でアルコール消毒液が不足した際、消毒も出来るアルコール度数の高いお酒が多く出回りました。
が、最近はアルコール消毒液の供給も十分で、必要分すぐに手に入るように。
そうなると、一時は重宝された高濃度のお酒類がちょっとずつ端の方へ…
そんなお酒類を見かけては気になっていたので、今回思い切って安くなっていたものを購入、果実酒作りを試してみました。

今回用意したのは、スーパーでおつとめ品コーナーに置かれていた「メイリの65%」
他の銘柄の高濃度ウォッカも使えますが、使用する際は必ず飲用可能であることを確認してください。
消毒専用として売られているものにはイソプロピルアルコール等の飲用できない成分が含まれているため絶対に使用してはいけません。

<材料>

  • 高濃度ウォッカ 360ml (飲用可能な物) … 2瓶
  • 氷砂糖 … 150〜200g
  • レモン … 2個

レモンの皮は農薬やワックスの有無で残すも良し、剥いてしまうも良しです。
皮を残すと少し苦味のある仕上がりになるはず。

氷砂糖はレモンと同量を基準に、お好みで増減させてください。
瓶詰めして保管している間に溶けてしまうので、後から様子を見て追加するのもOK。
(今回は1ヶ月くらい経った頃にチェックした際、既に氷砂糖がほぼ溶けていた&もう少し甘みがあった方が好みかも?と一度氷砂糖を追加しています。)

材料の準備ができたら、瓶に入れていきます。
瓶は事前によく洗って乾燥させ、レモンと氷砂糖を入れる前にウォッカを少し注いで共洗い(瓶の消毒も兼ねてウォッカで瓶を濯ぐ)をします。

925mlの保存瓶1瓶に約1.5〜2本分のウォッカが入ります。

瓶の中に氷砂糖とレモンを交互に重ねていきます。
実際はウォッカを入れるとレモンが浮いてくるので、氷砂糖を上に乗せてレモンを沈めるようなイメージの方が良いかも。

最後に、ウォッカを瓶の中に注いでいきます。

しっかり蓋を閉めて、冷暗所に保管し… 2ヶ月経ったのがこちら。

仕込み直後
仕込みから2ヶ月後

すっかり氷砂糖は溶けてしまい、レモンの黄色が薄らとウォッカに溶け出しています。
この段階で味見をして、お好みで氷砂糖を少しずつ足していっても良いかもしれません。

今回は仕込みから2ヶ月の段階のレモン酒を1ショット、たっぷり氷を入れたグラスに入れ、ソーダを注いでいただいてみます。

ベースとなるウォッカの度数が高いので、原液の段階では鼻を近づけるとアルコールの香りが強く、第一印象、油性ペンの香り…?
病院でワクチンや採血の時に肌を消毒されるかと思うのですが、まさにその時の香りも思い出し、飲用としては一抹の不安を覚えたのですが、ソーダで割った途端そんな強い香りは鳴りを潜め、急に美味しそうなレモンサワーの香りに!
不安と期待を胸に一口…イケる!
油性ペンを飲んだような気分にならないか恐る恐るだったのですが、これはイケます!
味はサッパリ、スッキリ。
甘さ控えめ+レモンの香りが爽やか。
もしかしたら氷砂糖はもっとたっぷり入れても美味しいかもしれません。
今回は皮を剥いて作った為か、雑味が無く大分あっさり目なので、お好みでさらにレモン果汁を入れて飲んでも美味しそうです。
この辺りの調整が効くのも自家製レモン酒の楽しいところ。
元のアルコール度数が高いので飲みすぎ注意ですが、これからもちょっとずつ色々なパターンを試してみたいです。

瓶から注ぐのは難しいので、1ショット(30ml)のレードルで掬うのをお勧めします。

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