台北に行くならやっぱりここは外せない!と、故宮博物院へ。
収蔵品の多さからも、見応えは抜群。
出来ればゆっくり時間を取りたいということで、午前から入り、お昼休憩を挟んで午後も満喫するプランにしました。
そろそろお腹も空いてきたかな?というタイミングでお昼ご飯です。
故宮博物院には飲食店が3ヶ所。
スナックやケーキ等カフェ寄りのお店と、しっかりレストランタイプのお店、そしてその中間にあたるお店があるようです。
朝が少し遅めだったことと、角煮や煮卵がゴロッと入った台鐵便當(台湾鉄道弁当)を食べていたこともあり、お昼はやや軽めでも良いかな?と、軽食やスイーツ等をいただける中間のお店「三希堂人文空間」に入りました。
ちなみに「三希堂」は清の乾隆帝の書斎名だそうです。
「三希」というのは乾隆帝が所蔵していた書の3至宝「王羲之の快雪時晴帖」、「王獻之の中秋帖」、「王珣の伯遠帖」を指しており、その中の「王羲之の快雪時晴帖」は故宮博物院に所蔵されているそうです。
本館4階にあるこちらのお店、エレベーターか非常階段みたいな階段でしか行けないので、少々分かり辛い場所にある感じはありますが、お店そのものは結構広めで、普通にレストランと言える規模。
席もゆったり座れるので、広い博物院を見て周り疲れた際の休憩スポットとして、かなりオススメです。
ただ並びもするので、人の多い時間帯等、タイミングにはご注意を。
さて、今回頼んだメニューがこちら。
- 牛肉麵(紅焼)(醤油煮込み牛肉麺) 390 NTD
- 台灣四季春烏龍(四季春ウーロン茶) 280 NTD
- 鮮蝦餃(海老餃子) 180 NTD
- 芝麻流沙包(ゴマまん) 160 NTD
まずは牛肉麵。
ピリ辛の醤油煮込み仕立てと、澄ましスープ仕立ての2種類から選べます。
今回は醤油煮込みの方をチョイス。
メニューに“紅”の字が入っている通り、赤っぽいスープの牛肉麵が登場です。
小さなお惣菜が2つ付いてきて、今回は薄切り蓮根を出汁で炊いたようなものと、枝豆の黒胡椒炒めのようなものが。
蓮根はひたすら優しく、枝豆はやはり日本よりも胡椒が効いている印象ですが、どちらも箸休めにぴったりで総じて日本人も食べやすい味だと思います。
牛肉麵も、全体的には上品な味わいですが、思ったよりは辛めです。
四川料理の激辛…みたいな刺激はありませんが、しっかりピリ辛が効いている…という感じでしょうか。
お肉は柔らかく、大ぶりな青梗菜と人参が入っているのが良かったです。
お次は台灣四季春烏龍茶。
九份の阿妹茶樓では高山烏龍茶をいただいたので、今回は違うお茶をと、以前立ち寄ったお茶屋さんで気になったものの買わなかった、四季春烏龍茶にしました。
阿妹茶樓で台湾茶の淹れ方を学んだので、同じような感じで、ポットのお湯を茶葉の入った茶器に注ぎ、次に蓋の付いていない方の茶器に淹れ、最後に湯呑みに注ぎ分けていただきます。
阿妹茶樓のように無限にお湯をくれるわけではないですが、こちらも白いポットが一緒に提供され、台湾茶はちょっとずつ風味の変わるお茶を何杯も楽しめるのが良いですね。
点心系もいただきたいなと、芝麻流沙包(ゴマまん)と鮮蝦餃(海老餃子)もいただきました。
海老餃子の方にはピリ辛のタレも付いてきます。
プリップリつやつやの海老餃子は見ただけで食欲をそそられますね。
スイーツメニューも色々あるのですが、ミニサイズが可愛く、ちょっと甘いものも…という時に丁度良さそうなゴマまんも。
こちら、きのこを模した形で見た目も可愛らしく、お味も優しい甘さでほっこり。
台湾茶と一緒にゆったり寛ぎタイムを過ごせました。
※最新の情報や詳細は、公式サイト(国立故宮博物院)をご覧ください。