夏休み!フランス旅行編〜オルセー美術館〜

Pont Royal(ロワイヤル橋)から見たオルセー美術館

8月、世の子どもたちはすっかり夏休み。
大人だって夏休みしたい!ということで、待ちに待った、なんの規制もない長期休暇、ついに海外旅行へ行ってきました!
今回はフランスに1週間弱。
行って見て食べたものを、ちょこちょこご紹介します。

この日はオルセー美術館へ行ってきました。

ルーヴル美術館側からセーヌ川にかかる橋を渡って行くのもオススメですが、今回はメトロを使って、Solférino駅から向かうことに。(RERならMusée d’Orsay駅が最寄り駅で最も近いですが、どちらの駅からも十分近いです。)
歩くこと数分…見えてきました!
オルセー美術館!

今回はミュージアムパスを使ったので、入り口Cから入場しました。
フランス語や英語に自信が無い方(販売員との対面でのやり取りが不安な方)、チケット売り場で長時間並びたくない方は、オンラインでの事前チケット購入がオススメです。
余談ですが…日本では事前購入の方が安いパターンが多いですが、フランスは事前購入の方がシステム料が加わって高いことが多く、文化の違いを感じました。

入口
・A 個人見学入場
・B グループ専用入場
・C ミュージアムパスでの入場、チケット事前購入者の入場
・D 学校団体専用入場

主な入場料
・一般入場料(現地購入) 14€
・一般入場料(オンライン購入) 16€
・18歳未満無料
・ミュージアムパスOK

休館日:毎週月曜日、5月1日、12月25日

開館時間:9:30〜18:00(火水金土日)、9:30〜21:45(木)

※最新の情報や詳細は、公式サイト(Musée d’Orsay)をご覧ください。

パリミュージアムパス
パリ市内、パリ郊外にある約50以上の美術館・博物館に入場できる観光パス

販売形態:Eチケット(メール受け取り)/ 紙チケット(現地引き換え)

価格
2日券(48時間):55€
4日券(96時間):70€
6日券(144時間):85€

※最新の情報や詳細は、公式サイト(PARIS MUSEUM PASS | Site Officiel)をご覧ください。

入り口から入って0階への階段を下りるところ

いざ入場です!
元駅舎をそのまま利用した、ざっくり縦に長い美術館で、まず建物自体も興味深い!
そして広いといえばルーヴルが有名ですが、オルセーも十分広い!
最低でも2時間は必要、との前情報を得て3時間くらいを予定して観て回りましたが、個人的にはとてもじゃないけど足りませんでした。

5階の奥から見た館内の様子
1階の奥から入り口方面を見て

印象派の作品が数多く所蔵されており、美術の教科書など、一度はどこかで目にしたことがあるであろう作品がこれでもかとありました。
あ、この絵も!あ、この作品も!と、本物が目の前にこんなにあることに驚きです。

あまりにも有名すぎて、説明するのも野暮なほどの作品が続々です…!

作品があり過ぎて、とてもじゃないけど紹介し切れませんので、ほんの一握りですが載せておきますね。

ちょっと休憩…
オルセー美術館には巨大な時計がいくつかありますが、その内の一つ。
時計は窓になっていて、ここから市街を一望できます。
多くの人がフォトスポットとして、記念写真を撮っていましたよ。(人の多さにめげて、ちょっと遠目からパシャリ)

さてさて戻ってきまして…
0階の真ん中の通りには色々な彫刻が並びます。
本来硬い無機物のはずが、どれもその艶やかな質感や滑らかさに、まるで本物の肌や布のようだと目を見張ります。
写真は、ロダンの地獄の門など超有名どころもありますが、ちょっと趣向を変えて人々の注目が比較的少ないスポットを(笑)
よく見るとちょっとえぐいな…というシーンや、可愛らしい少年かと思いきや人ではない!?となったりしました。

そして、フランスで色々なところを巡りながら思ったのですが、どこも天井が高くて広くて大きい!
日本と違って地震の心配が少ない国だからでしょうか、石造りで高く大きく建物を作ることができたのか、どうしてこうも広々とした空間が多いのかと驚きました。
パリにいたっては東京と同じようにコンパクトにまとまった都市の筈なのですが、スケールが大きくて圧倒されます。
飾られている絵も、日本で見るよりも大きなものもたくさん!
また、日本では見かけない展示の仕方として、絵を上下に飾っているのも印象的でした。
日本だと、小さな作品ならいくらでも並べられますが、これほど大きな規模の作品を上下に飾るには、天井の高さが足りません。
作品の数々にも、美術館自体にも、ただひたすらに圧倒されました。

さて、この日はオルセー美術館でお昼ご飯も食べようと、カジュアルなカフェにも寄りました。
オルセー美術館には、0階にドリンクと軽食やスイーツなどが食べられる気軽そうなカフェと、2階に前菜・メイン・デザートなどしっかり目のメニューがあるレストラン、そして今回行ってきた5階のカフェがあります。
飲食物のボリューム感的には、軽い方から0階のカフェ→5階のカフェ→2階のレストラン、という感じで価格帯も比例します。

今回は5階の小洒落たカフェ「Café Campana(カフェ・カンパーナ)」へ行きました。
少し早めの時間に行ったので、比較的スムーズに入れましたが、本来は混雑しているお店らしいので、絶対に利用したい方はタイミングをよく見計らった方が良さそうです。

入り口に立つと、スタッフの方が席へと案内、メニューを渡してくれます。
メニューはフランス語ですが、英語表記もあるのでなんとなく分かる範囲で注文。

アメリカーノ 3.2€
無料のパン
KUSMI TEA 4.9€

まずはドリンク。
カフェインがキツイと今後の観光に差し支えるかもしれないので、ひとつはアメリカーノ、もう一つはパリで人気の老舗紅茶店KUSMI TEAから、シンプルにEnglish Breakfastを。
そして、これもフランスに来て驚いたことのひとつなのですが、日本では頼まずとも水を出してくれることが多いように、フランスではバゲットが出てきました!(ちなみにフランスでは、ミネラルウォーターは有料での注文になりますが、水道水なら無料で提供してくれます。)
もちろん、お店の形態や注文した料理にもよると思いますが、今回立ち寄ったお店では、かなりの確率で頼まずともパンが提供されました。
リーンなパン好きとしては最高なサービスで、もはやこのバゲットで満足といった感じです。
湿度の影響が大きいのか、どのお店で食べてもクラストがバリサクで、小麦の風味もしっかりして美味しいのもポイント。
日本でパンかライスか選んで提供されるような一般的なバゲットとは、質感がまるで違います。
コーヒーと紅茶も、さすがはカフェやティーを愛する国おフランス、美術館のカフェに特別な美味しさを期待するのもあれかな…と思いきや十分美味しかったです。

キッシュ ロレーヌ 17€

そしてメインはこちら!
フランスに来たらぜひとも食べたかったキッシュ ロレーヌ!
ロメインレタスとベビーほうれん草のサラダ付きです。
ホカホカのキッシュは、サクサクの生地に、ふわっと滑らかなアパレイユが美味し〜い!
クリーミーさとベーコンの塩気が絶妙です。

サーモンとほうれん草のキッシュ 17€

メインの味違いをもうひとつ、こちらはサーモンとほうれん草のキッシュ!
サーモンとほうれん草なんて鉄板ですよね。
こちらも間違いない美味しさです。

ホテルの朝食を割としっかり食べて来たことと、日本で提供されるサイズに比べてドドンとビッグなこともあって、十分満足のランチになりました。
他のテーブルでも、飲み物だけの方、飲み物とスイーツの方、サラダにメインにと色々注文している方等それぞれでしたので、フランスの飲食店はマナーとかルールが心配…という方も、あまり気にせず利用できるかと思います。
オルセー美術館に訪れることがあったら、オススメのカフェです。

営業時間:美術館の開館に合わせて
10:30〜16:45 (火水金土日)
10:30〜20:45 (木)

※最新の情報や詳細は、公式サイト(Musée d’Orsay | Restauration)をご覧ください。

オルセー美術館の場所はこちら。

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