台湾に来たら、台湾の朝ごはんを食べたい!と思っていたので調べてみると、現地で大人気の台湾朝食屋さん「阜杭豆漿」がヒット。
ですが恐ろしいことに人気過ぎて、朝食なのに2時間以上も並ぶとの口コミも。
試しに店の前を通ってみると、それはそれは長蛇の列で噂通りの人気ぶりでした。
そんなに人気ならさぞや美味しいのだろうと思いましたが、起きてからまだ何も食べていない状態で2時間待ちはシンドイぞ…と、別のお店に伺いました(笑)
例の人気店からMRT板南線の忠孝新生駅の方面へさらに真っ直ぐ進み、同じ通り沿いにある、もっと現地感の漂う良い意味で庶民的そうなお店「永和豆漿大王」を発見。
口コミによるとホテルが近くにあることもあり、観光客もよく訪れているようですが、メインは現地の人が出勤前にサッと食べたりテイクアウトしたりしているように見受けられました。
出勤前に手早く済ませられるよう、お客さんも店員さんも慣れた様子でパパッと注文、パパッと提供しているので回転率がすさまじくとってもスピーディー。
食べてみたいメニューがあったので、スマホのメモ帳に書いておいて、店員さんに見せるだけで注文出来るように準備しておくことに。
おかげで注文&レジで、言葉が分からずワタワタせずに済みました。
また、店内で食べても良かったのですが、なんとなく現地民に倣って並び、その流れでテイクアウトを選択。
台湾は外食文化であり持ち帰り文化の国でもあるので、メニューを聞かれる時に、外か中かも指差し(ジェスチャー)で聞いてくれたので、外を指差しテイクアウト(to go)と伝え無事に包んでもらえました。
ただし、料理だけ持ち帰って肝心のカトラリーを取り忘れたので、海外旅行には念のため持って行く割り箸とスプーンが今回役に立ちました。
皆様も持ち帰る際は、食べる道具もお忘れなく!
ホテルに持ち帰り、温かい内にいただきます!
こちらが今回注文した朝食です。
写真右から、反時計回りに
・鹹豆漿(32 NTD)
・油條(18 NTD)
・饅頭(18 NTD)
・蛋餅(27 NTD)
です。
鹹豆漿
まずは鹹豆漿。
こちらはざっくり言うと温かい豆乳スープで、優しい塩味が朝一番の空っぽの胃に染み渡ります。
お酢も入っているので、ちょっとモロモロのお豆腐スープとも言えるかもしれません。
ザーサイのアクセントが美味しく、スプーンが進みます。
油條
油條は揚げパン。
鹹豆漿にも元々カットされたものが入っていましたが、サクサクのパンも食べたくて別途注文。
カリサクの状態で先ずは齧り付き、軽い食感と香ばしい風味で、揚げものにも関わらず重たい印象にならずパクパク食べれます。
鹹豆漿に浸して食べると、今度はスープをよく吸ってしっとりトロッとした優しい味わいに。
どちらも捨てがたい美味しさです。
あとびっくりなのは、この揚げパンをおにぎりの具にしたり、パンに挟んだりしたものもあること!
この揚げパン自体に、ものすごく味付けしてあるという訳ではないのですが、食感の違いとかで組み合わせてあるのでしょうか。
炭水化物&炭水化物…と慄きましたが、日本にも蕎麦飯とか焼きそばパンがあるので、食べてみるとイケる!となるのかもしれませんね。
気になりつつも、まずはシンプルに単品で。
次の機会に試してみたいです。
饅頭
饅頭は、日本語だと「まんじゅう」と読めてしまいますが、こちらは「マントウ」で具の入っていない蒸しパンみたいな感じです。
ホカホカ熱々のふわふわがたまらない美味しさです。
優しい甘みを感じる生地で、どんなおかずとも合いそうです。
この蒸しパンに具を挟んだものも売っていましたよ。
蛋餅
蛋餅は、超絶雑にまとめますと、もっちりした卵焼き。
ただ、甘くない台湾版クレープと言った方がより近いかと思います。
小麦粉や片栗粉などで作った生地の上に、卵やネギなど他の具材を乗せて焼き、くるくる巻いたら完成です。
もちもちの食感と、塩味の卵焼きの味が病みつきになりそうです。
お好みでタレ(台湾あるあるの甘塩っぱいタレやチリソースなど)をかけたりして食べますが、今回はそのまま持ち帰り、それでも十分美味しかったです。(このお店では卓上に色々な調味料が置いてあり、他のお客さんは鹹豆漿や蛋餅に自由にかけて持ち帰っていましたが、ラベルも何もなくその場でパッと決められるほど詳しくなかったので諦めました笑)
また、ベーコンやお肉など具入りのバージョンもあり、バリエーションは豊富。(油條…揚げパン入りもあります笑)
他の店ではチーズ入りが特に気になりました、絶対美味しいに決まってる!
どれも台湾定番メニューだと思いますので、台湾朝ごはん屋さんに行った際はぜひお試しあれ。
「永和豆漿大王」の場所はこちらです。