日も暮れて何か食べたいな…ということで、台湾といえば屋台グルメ!
早速夜市にくり出します!
この日訪れたのは饒河街観光夜市。
台北二大夜市の内のひとつです。(もう一つは、台湾最大の規模を誇る士林夜市です。)
饒河街観光夜市はMRT松山駅から歩いてすぐでアクセスも良く、約600mの1本の通りに屋台が並んでいるので、初めての人でも分かりやすいのもポイントです。
松山駅から饒河街観光夜市の東側入口へ向かって歩いていると、華々しくライトアップされた「松山慈祐宮」が目を引きます。
台湾の夜市は、お寺等へお参りにきた人たちへの簡単な食事の屋台が出るようになり、次第に大きくなっていったのが始まりだそうで、始めに参拝してから夜市に行くのもオススメです。
その際、お寺への出入り口は基本は3つあるそうで、真ん中は神仏の通り道で一般人は通ってはならず、人は左右の出入り口を使い「右から入り左から出る」というのがルールだそうです。
右が龍門、左が虎口となっていて、「龍門から入り、虎口から出る」と言って、龍の気をもらって幸せを祈願し、虎の気をもらって災いを回避するのだとか。
虎の威を借る…という諺を思い出しながら(笑)、確かに背後から虎が守ってくれるというのは強そうだと納得。
逆に虎口から入ると、文字通り虎の口に入るわけですから、運も財産もみんな食べられて無くなってしまいとっても不吉とのことです。
これは絶対に間違えるわけにはいきません!笑
さて、いよいよ夜市へ!
あまりの人の多さ、混雑具合に気圧されそうになりながらも進みます。
饒河街観光夜市は1本道になっているので、およそ右側通行で回ると巡りやすいようです。
ここで念の為、現地ガイドさんに教えていただいたポイントを!
- 夜市では基本現金、用意をお忘れなく
- 台湾も人の多いところ、人気の観光スポットはスリが多いので注意
- 屋台のドリンク等、水をそのまま加熱せず使っているような飲食物は、日本人観光客はお腹を壊すことが多いのでオススメしない
- 人気の屋台は回転が良く食材も新鮮なことが多いので、そういう面でもオススメ
では早速行きましょう!
入ってすぐ、一際賑わい行列が出来ていたこちらのお店「福州世祖胡椒餅」は、饒河街観光夜市で人気No.1を誇る有名店だそうで、ミシュランガイドのビブグルマンに掲載されたそうです。
始終行列が出来ていて、店員さんも流れるように華麗に「胡椒餅」を作っていきます。
タンドールのような大きな専用釜の側面に、ナンのように貼り付けて焼かれていきます。
行列が出来てはいるものの、店員さんたちの手慣れた対応で、比較的回転率は良い気がします。
程なくして順番が回ってきました。
焼き立てあっつあつにかぶりつきます。
パリサクじゅわ〜で美味し〜〜い!
人混みで落ち着いて写真が撮れず、分かりにくいかもしれませんが、かなり大きな肉まんサイズで食べ応え抜群です。
生地はパリッとサクサクでパイに近い食感、中の肉ダネは肉汁たっぷりでジューシー、小籠包のように熱々の汁で火傷しないよう注意です!お気をつけを!
胡椒餅の名の通り、胡椒が日本で食べるものよりも効いているので、辛いものが不得手な方は用心ください。
けれど、好きな方にはピリリと胡椒の風味も相まって、大人気なのも納得のおいしさです。
これは並んででも食べたくなりますね。
胡椒餅をいただいた後、通りを往復してみようと一通り流れに沿って見て周りました。
いやぁ人の多さ混雑具合に、食べるものを選ぶのも慣れていないと正直一苦労…けれど、活気があって不思議と嫌な感じはしません。
飲食店に限らず、服飾店やレトロなゲームコーナー等もあるので、現地の人たちは子ども連れで楽しんでいる様子も見られました。
また、屋台メニューもそうですが、台湾は比較的色々なところに日本語表記もあったり、漢字でなんとなく分かったりするのも面白いですね。
この時はそこそこお腹が溜まっていたのですが、胡椒餅だけというのも寂しいので、せっかくだから本場の「大鶏排」も食べてみようともう一店。
日本でもインスタ映えもあって人気の、超大きな鶏のから揚げです。
日本ではその大きさの映えもあって人気ですが、ここでは食べやすさからカットしてくれるので、シュレッダーにかけるように揚げた肉の塊を大きな機械に入れて、ざっくりカットしてもらったものを頂きました。
骨ごと機械でぶつ切りしていくのが現地っぽいですね(笑)
ふりかけるスパイスも2種類選べたので、とことん台湾らしく麻辣と五香に。
ざっくざくの衣とジューシーなお肉にスパイスの風味!揚げたて熱々の内にいただくのが吉!
竹串も付けてくれるので食べ歩きにもピッタリです。
その時の流行りものから昔ながらの変わらぬ味まで、お手軽に楽しめる夜市は、現地の味を気軽に楽しむのにもってこいですね。
「饒河街観光夜市」の場所はこちら。
台湾最大の規模を誇る士林夜市の記事もどうぞ。